セルフメディケーションの基本
症状だけで薬を選ばず、安全に使える条件を順番に確認します。
- 症状を知る
いつから、どの程度かを整理
- 薬を確認
持病・処方薬との重複を確認
- 見切りを決める
改善しないときは受診へ切り替える
肩こりとは

肩こりは、日本人が訴える病状の上位に位置しています。
以下では、肩こりの発生メカニズムと統計データを解説します。
肩こりの発生メカニズム
肩こりは、背中から肩にかけての筋肉がこわばった状態です。
、痛みなどの症状を引き起こします。
筋肉の硬直が起きる原因は、以下のとおりです。
首や背中の筋肉が硬直する姿勢作業
肩こり発生から、肩こりを防ぐには筋肉の硬直が起きる原因を回避することが重要です。
統計データ
有訴者数、発生頻度高い病気であることがわかります。
は、厚生労働省が行った国民生活基礎調査のデータを示しています。
厚生労働省 国民生活基礎調査の概況 健康に関する図表
肩こりの発生頻度が高い理由は、人間が頭や腕を筋肉で支えなければならない二足歩行であるためです。、人の生活様式が変わってきていることが挙げられます。
社会はICTの進歩が加速し、企業や家庭にもなくてはならない存在になりました。そのため、仕事やプライベートなどで、パソコンスマートフォンを操作する機会が増えていることから、肩こりで悩んでいる人がす。
肩こりに効果のある市販薬の種類

肩こりは、市販薬を使えば、痛みなどの症状を和らげることができます。
ここでは「鎮痛薬」「ビタミン剤」「漢方薬」「筋弛緩薬」の作用について解説します。
鎮痛薬
肩こりによる痛みで、仕事パフォーマンスが下がるは、市販の鎮痛薬を使いましょう。
鎮痛薬が効果を示す理由は「市販薬の痛み止めの選び方と使い方がわかる!痛みを解消するために」す。
ビタミン剤
ビタミンが不足している肩こりには、ビタミン剤が効果を示すため「市販のビタミン剤」を使いましょう。
肩こりに効果のあるビタミンには「ビタミンB1」「ビタミンB12」「ビタミンE」があります。
- ビタミンB1
ビタミンB1は、糖などの栄養源を筋肉が動く際の必要なエネルギーに変える働きがあります。そのため、ビタミンB1が不足すると「筋肉の動き」が鈍くなるため、筋肉が硬直するものです。
- ビタミンB12
ビタミンB12は末梢神経の機能維持に関わる栄養素です。ビタミン剤の効能・効果は製品ごとに異なるため、表示を確認してください。
- ビタミンE
ビタミンEは、血行を促進する作用があります。ビタミンEが不足すると、血行不良になるため、肩こりが起こります。
ただし、ビタミンの摂取を十分にされている場合は、効果を示さないものです。そのため、ビタミン剤で効果がなかった場合は、他の肩こりに効果のある市販薬を使いましょう。
漢方薬
肩こりの原因分からない場合には、漢方薬が効果を示すため「市販の漢方薬」を使いましょう。
肩こりに効果を示す漢方薬は、独活葛根湯や葛根湯です。
独活葛根湯に含まれている生薬は、以下の通りです。
カッコン
ケイヒ
シャクヤク
マオウ
ドクカツ
ショウキョウ
タイソウ
カンゾウ
ジオウ
独活葛根湯には、さまざまな生薬が含まれているため、作用が1つではありません。
たとえば、以下のような作用があります。
カッコンは、背中から肩にかけてのこわばりを和らげる目的で用いられます。
マオウは、身体を温める目的で用いられます。
ドクカツは、痛みを和らげる目的で用いられます。
漢方薬は、肩こりを総合的に改善する作用があります。肩こりの原因が分からない場合は、市販の漢方薬を使いましょう。
筋弛緩薬
背中から肩の筋肉の硬直には、筋弛緩薬が効果を示すため「市販の筋弛緩薬」を使いましょう。
肩こりの原因は、背中から肩の筋肉の硬直によるものです。筋肉の硬直とは、筋肉が収縮している状態をさします。そのため、筋弛緩薬は、筋肉の収縮を和らげる作用があるため、肩こりに効果的です。
痛みを感じる前の肩こりには、市販の筋弛緩薬を使いましょう。
市販薬の選び方

肩こりに効果のある市販薬は、種類があります。そのため、副作用に注意して選ぶことが重要です。
ここでは「肩こりの症状」「薬の副作用」について解説します。
肩こりの症状
肩こりの症状によっては、選ぶ市販薬を変える必要があります。
肩こりによって起こる症状は、以下のとおりです。
肩や頭の痛み
倦怠感
肩が張っている感じ
集中力の低下
肩こりの症状ごとに選ぶ市販薬は、以下のとおりです。
肩や頭の痛み→鎮痛薬
肩が張っている感じ→筋弛緩薬
肩こりのさまざまな症状がある→漢方薬
偏食で、肩こりのさまざまな症状がある→ビタミン剤
肩こりに効果的な市販薬を使っても効果が得られない場合は、原因可能性があるため、整形外科などの病院を受診しましょう。
薬の副作用
薬には副作用があるため、肩こりに効果のある市販薬を使用する際は、注意が必要です。
注意するべき副作用は「鎮痛薬」「ビタミン剤」「漢方薬」「筋弛緩薬」ごとに異なるため、以下に示します。
- 鎮痛薬
鎮痛薬の副作用は「市販薬の痛み止めの選び方と使い方がわかる!痛みを解消するために」。
- ビタミン剤
ビタミンによる副作用は、過剰摂取すると起こる可能性があります。なかでも、副作用の出現が確認されているのは「ビタミンA」「ビタミンD」です。
ビタミンAは、妊婦の方が過剰摂取すると、催奇形性を認める可能性があります。催奇形性とは、生まれてくる赤ちゃんの胎児に影響を及ぼす可能性があります。
ビタミンDは、「嘔気・嘔吐」「不整脈」などの症状が現れる高Ca血症になる可能性があります。
- 漢方薬
肩こりに効果のある漢方薬は、飲み続けると偽アルドステロン症になる可能性があるものです。偽アルドステロン症は、高血圧や低カリウム血症などの病状が出現します。そのため、漢方薬を飲み続ける場合は、定期的に血圧の測定や血液検査を受けるようにしましょう。
- 筋弛緩薬
筋弛緩薬は「肩の筋肉」以外の筋肉もほぐす作用があるため、全身の脱力感がでます。脱力の症状がひどくなれば、歩行できなくなる可能性もあります。
肩こりに効果のある市販薬は、上述した副作用に注意して選びましょう。
まとめ
仕事のパフォーマンスを維持するために

肩こりは、背中から肩にかけての筋肉がこわばった状態です。
肩こりに使われる市販薬は、痛みなどの症状を和らげることがあります。
肩こりに効果のある市販薬を選ぶには「肩こりの症状」「薬の副作用」に把握することが重要です。
肩こりによって仕事のパフォーマンスが落ちる方は「肩こりに効果のある市販薬」をうまく活用しましょう。

