この記事の図解

人生会議で大切にしたいこと

一度で結論を出さず、本人の価値観を中心に何度でも話し合います。

  1. 大切にしたいこと

    本人の希望や避けたいことを聞く

  2. 情報を共有

    治療の利点と負担を確認

  3. 繰り返し話す

    体調や気持ちの変化に合わせる

個人の尊厳を守るための延命治療

個人の尊厳を守るための延命治療のイメージ

患者本人や家族が悔いのない最期を迎えるために、延命治療とは何かを知る必要があります。

ここでは、「延命治療とは」「尊厳死とは」を解説し、延命治療をする意味について解説します。

延命治療とは

延命治療は、生命維持を目的に治療することをさします。

医療行為のすべてにおいて延命治療に該当しますが、このコラムでいう延命治療は人生の最終段階である終末期に行う治療をさします。

「終末期」とは、以下の三つの条件を満たす場合を言います。

引用元サイトを開く 厚生労働省「人生会議(ACP)」

1.複数の医師が客観的な情報を基に、治療により病気の回復が期待できないと判断すること

2.患者が意識や判断力を失った場合を除き、患者・家族・医師・看護師等の関係者が納得すること

3.患者・家族・医師・看護師等の関係者が死を予測し対応を考えること

引用 公益社団法人 全日本病院協会

厚生労働省の死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率によると、死因は人生の最終段階である終末期を経て死に至延命治療を判断が必要です。

延命治療について考えない死因は不慮の事故、自殺など6%未満であることがわかります。

参照 厚生労働省 平成30年(2018)人口動態統計(確定数)の概況 死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)

参考サイトを開く

尊厳死とは

最期を迎える考え方のつに、尊厳死という概念があります。

尊厳死には決まった定義はありませんが、日本病院会では以下のように解釈されています。

「尊厳死」とは、自分が不治かつ末期の病態になった時、自分の意思により無意味な延命措置を差し控えまたは中止し、人間としての尊厳を保ちながら死を迎えること。

引用元サイトを開く 厚生労働省「人生会議(ACP)」

引用 日本病院会

「自分の意思により」という文言が重要本人の意思を確認しないまま延命治療を中止、医師が殺人罪に問われる可能性があります。

医師が意識のない患者の人工呼吸器を外したことが原因で、死に至ったとして殺人罪に問われる事件が実際にありました。

患者本人どこでどのような治療を受けたいか、家族や医療者へ事前に意思表示しておくことが、人としての尊厳を守った最期を迎えることにつなが。

医療現場における延命治療の方法

医療現場における延命治療の方法のイメージ

延命治療後の生活についてイメージすることは難しい

ここでは、「延命治療の方法」「医療現場における延命治療の実際」について紹介します。

延命治療の方法

  • 心臓マッサージなどの蘇生術
  • 呼吸を補助する人工呼吸器
  • 体全身に血を巡るようにする昇圧剤の投与
  • 管を使って胃や腸に栄養剤を入れる経管栄養
  • 太い血管に高カロリー輸液を入れる中心静脈栄養
  • 少量のカロリーと水分・ミネラルを補充する輸液
  • 酸素の投与

延命治療は、呼吸、栄養、血液循環を保持することによって、生命維持につながります。

のような治療を受け、一生続けなければ、回復して不自由ない生活にもどる可能性はあります。

延命治療を受けるかどうかの判断は難しいものです。

どの選択も。

医療現場における延命治療の実際

呼吸できなかった人が、自力で呼吸できるようになります。

管や血管から栄養を体の中に入れていた人が、ことができるようになります。

延命治療を行っても病状が回復せず、人工呼吸器を外せない状態になることもあります。を外せない状態になることもあります。

栄養を体の中に入れ、あります。

どな姿でも一度開始している治療を他人が中止することはできません。

どのような延命治療を受けたいか表示しよう

どのような延命治療を受けたいか表示しようのイメージ

大切なひとの尊厳を守るためには、どのような延命治療を受けたいか事前に医療者へ意思表示することが重要です。

ここでは、医療者に意思表示するうえで、考え方の重要なポイントを紹介します。

本人が意思表示できる間に延命治療について家族で話し合う

延命治療のは難しいです。

患者本人は最期を迎える際に自分の尊厳よりも、意思表示ができなくなった後に周りの大切なひとに迷惑いと考える人が多いです。

患者本人が意思表示できる間に延命治療について家族と話し合いを繰り返した方がよいでしょう。

意思表示の内容は変更できる

医療者に正しく意思表示を伝えるのは、容易なことではありません。

悔いが残らないように、充分話し合って延命治療の方法を決めていきましょう。

まとめ

本人の尊厳を守るために

本人の尊厳を守るためにのイメージ

延命治療は呼吸、栄養、血液循環の保持を目的に、さまざまな方法で行われます。

医療の現場で起こる結果をあらかじめイメージしておくと、延命治療をか決断をする際に役立。

患者本人がどのような延命治療を受けたいか選択するのは難しいことです。それぞれの選択について、本人・家族・医療者で話し合うことが大切です。

患者本人が意思表示できる間に、家族と話し合いを繰り返し行いましょう。

参考資料
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