この記事の図解

受診先を考える3つの視点

緊急性、主な症状、これまでの経過を整理して相談先を選びます。

  1. 緊急性

    急激な変化や強い症状を確認

  2. 主症状

    最も困っている場所と症状を整理

  3. 経過

    発症時期と変化を医療者へ伝える

発熱とは

発熱とはのイメージ

発熱は外敵から身体を守るための生体防御反応です。

ここでは、「発熱の原因」「発熱にともなう他の症状」から発熱の原因によって受診する診療科が異なることを解説します。

発熱の原因

発熱とは37.5℃以上の熱を指します。

発熱の原因は感染症の頻度が高く、主に3つに感染が起きやすいです。

感染症とは、ウイルスや細菌が体の中に侵入して、な症状を引き起こす病気をさします。

感染症の他には、

がん

自己免疫疾患

内分泌疾患

諸検査を行っても原因がわからない不明熱になると、治療が難航することもあります。

発熱にともなう他の症状

発熱する場合、多くは他に特徴的な症状があります。

息切れなどの呼吸困難

物事を正しく理解できない意識障害

嘔吐

腰痛

下痢

腹痛

関節痛

様々な症状がある中で行くべき病院を間違えると適切な治療が早く行われず、命の危機に瀕することもあります。

そのため、発熱にともなう特徴的な他の症状を知り、行くべき病院を間違わないことが重要です。

感染症が疑われる発熱で行くべき病院

感染症が疑われる発熱で行くべき病院のイメージ

発熱の原因は感染症であることが多いです。

ここでは、「呼吸器内科」「消化器内科」「泌尿器科」の3つの診療科に分けて、感染症を解説します。

呼吸器

呼吸器とは、呼吸にかかわるすべての器官を指し、生命を維持するために欠かせません。

呼吸器感染症で注意が必要な病気は肺炎です。

肺炎により呼吸状態が悪化すると体内の酸素と二酸化炭素の交換が行われないため、身体全身に酸素が行き渡りません。酸素がないと、各臓器は生命維持機能を果たすことが困難となるため、機能不全に陥り死に至ります。

呼吸器症状の中でも病院を受診するべき肺炎の症状は以下のりです。

息切れなどの呼吸困難

呼吸回数が早くなる頻呼吸

1週間以上続く咳

発熱にともな上記のような症状がある場合は、近くの呼吸器内科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

消化器

消化器とは、消化、吸収にかかわる器官を指します。

消化器で注意が必要な病気は急性胆嚢炎・胆管炎です。

胆嚢は脂肪の消化・吸収を助ける胆汁をためておく器官です。細菌感染や膵液の逆流などから胆嚢炎・胆管炎を起こすと消化、吸収がうまく働かなくなります。

消化器症状の中でも病院を受診するべき急性胆嚢炎・胆管炎の症状は以下のりです。

右脇腹あたりの痛み

嘔吐

右肩の痛み

目の白い部分が黄色くなる黄疸

発熱にともない上記のような症状がある場合は、近くの消化器内科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

泌尿器

泌尿器とは、身体にとって有害な毒素である老廃物を体外に排出するのにかかわる器官を指します。

泌尿器で注意が必要な病気は腎盂腎炎です。

腎盂腎炎は細菌感染が起こると、腎臓の構造上の特性から敗血症になることが多いです。

敗血症は血液に細菌が侵入した状態を指し、様々な器官に細菌感染がおこるため、機能不全を起こして死に至る危険性が高い病気です。

泌尿器症状の中でも病院を受診するべき腎盂腎炎の症状は以下のりです。

腰痛

白血球などにより濁った尿

血の混じった尿

発熱にともない上記のような症状がある場合は、近くの泌尿器科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

感染症以外が疑われる発熱で行くべき病院

感染症以外が疑われる発熱で行くべき病院のイメージ

感染症以外の発熱は、適切な検査を受けないと原因を特定するのが困難です。

ここでは、適切な治療を受けるために「感染症以外の発熱で3つの病気」「救急受診するべき発熱」について解説します。

感染症以外の発熱で行くべき3つの病気

感染症が考えにくいような場合はがん、自己免疫疾患、内分泌疾患の3つ。

1.悪性リンパ腫や白血病などのがんの場合は、初期症状として発熱とともに寝汗、体重減少、めまいなどが現れるため、血液内科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

2.関節リウマチなどの自己免疫疾患の場合は、発熱とともに関節痛があらわれるため、整形外科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。発熱とともに皮疹が現れる場合は、皮膚科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

3.甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患の場合は、発熱とともに精神不穏、発汗、頻脈などがあらわれるため、内分泌内科へ行くと適切な検査・治療が受けられます。

救急受診するべき発熱

感染症かどうかを考える前にすぐ治療を受けな死に至る場合もあります。

発熱とともに物事を正しく理解できない意識障害がある場合は、救急車を呼ぶなどしてすぐに適切な検査・治療を受けたほうがいでしょう。

症状の中に当てはまらない場合は、不明熱として救急受診をした方がいです。または、近くの内科に行くと不明熱であれば紹介状を書いてもらえるため、大きな病院でスクリーニング検査を受けられます。

また、症状に関係なく直近で海外渡航歴がある場合は、重症化しやすい感染症に感染している可能性もあるため救急受診した方がいでしょう。

まとめ

適切な治療を受けるために

適切な治療を受けるためにのイメージ

発熱に伴うほかの症状を知ることで、受診先を判断しやすくなります。

病状が重症化する前に、適切な治療を受けられる病院を選びましょう。

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