この記事の図解

予防を行動へつなげる流れ

確かな情報を知り、続けられる行動と必要な検診へつなげます。

  1. 知る

    自分のリスクと予防法を確認

  2. 続ける

    暮らしに合う小さな習慣を選ぶ

  3. 検診へ

    対象年齢や時期を確認して受診

大腸がんとは

大腸がんとはのイメージ

大腸がんとは、大腸にできる、がんのことをさします。

ここでは、大腸の働きと統計データを解説します。

大腸の働き

大腸は、「便の排泄」「免疫力」を支援する2つの働きがあります。

  • 便の排泄

食べたものは胃や小腸で消化・吸収された後、液体状の食物残渣が大腸に到達します。液体状の食物残渣は、肛門から排出されるまでの道のりで、水分とミネラルが血液へ吸収されるため、大腸にある便は排出されやすい硬さになります。

  • 免疫力

大腸には、腸内フローラと呼ばれる腸内細菌が多く存在しています。腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」が存在しており、健康を維持するために重要な役割を果たします。「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスは、2:1:7が理想的とされており、悪玉菌の割合が多くなると、病気を患いやすくなります。

大腸がんを、正常な大腸の働きが失われため、予防が必要です。

大腸がんの統計データ

大腸がんの「罹患者数」「死亡者数」は、他の部位と比べて多いものです。大腸がんになりやすい人は、年齢別の罹患率からわかります。

大腸がんによる死亡者数は、年間約5万人います。以下のです。

国立がん研究センター がん情報サービス 最新がん統計

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大腸がんの罹患者数は、約15万人います。

国立がん研究センター がん情報サービス 最新がん統計

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年齢別の罹患率

参照 国立がん研究センター がん情報サービス 最新がん統計

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大腸がんの「死亡者数」「罹患者数」は、他の部位と比べても多いため、誰もが注意の必要な病気であるといえます。また、大腸がんの罹患率は、40代以降から増えていく傾向にある予防が重要です。

大腸がんの発生メカニズム

大腸がんの発生メカニズムのイメージ

大腸がんは、大腸ポリープ経由のものが多く、生活習慣の乱れによって発生します。

ここでは、大腸がんの発生メカニズムを理解するために「大腸ポリープ」「大腸がんの原因」を解説します。

大腸ポリープは、がんになる前の病変

大腸がんの多くは、大腸ポリープという段階を経て発生するため、直接んが発生することはまれです。大腸ポリープとは、イボのように大腸の粘膜が隆起したものです。

大腸ポリープは、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられます。腫瘍とは、自律的に細胞が増殖することによってできる「細胞の塊」です。

  • 腫瘍性ポリープ

腫瘍性ポリープには「がん性ポリープ」「腺腫性ポリープ」の2つに分けられます。腺種性ポリープは「他種類のポリープ」と比べて発生頻度が高く、がん化しやすい性質を持ってます。腺種とは、がん化していない細胞をさします。

  • 非腫瘍性ポリープ

非腫瘍性ポリープには「炎症性ポリープ」「過形成ポリープ」などがあり、がん化する可能性は低いものです。

大腸がんの原因になる生活習慣

大腸がんは「肉類の過剰摂取」「運動不足」「過度の飲酒」によって、がんの発生リスクが高まります。

  • 肉類の過剰摂取

肉類の過剰摂取と結腸(大腸の一部分)がんの関連について、以下のことが分かっています。

肉類全体の摂取量が多いグループ(約100g/日以上の群)で男性の結腸がんリスクが高くなり、赤肉の摂取量が多いグループ(約80g/日以上)で女性の結腸がんのリスクが高くなりました。

引用元サイトを開く 厚生労働省「がん検診」

引用 国立研究開発法人 国立がん研究センター 予防研究グループ 赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて

肉類に含まれる脂肪やタンパク質が腸で消化されることによって、発がん性物質を生成することが原因とされています。

  • 運動不足

運動不足によって、大腸の運動が鈍くなるため、大腸が発がん性物質にさらされる時間が長くなる可能性があります。

長くなります。そのため、大腸がんの発生リスクが高くなるといわれています。

  • 過度の飲酒

飲酒と大腸がんの関連について、以下のことが分かっています。

男性では、23-45.9g/日、46-68.9g/日、69-91.9g/日、92g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりもそれぞれ1.4倍、2.0倍、2.2倍、3.0倍と、量が増えるほどリスクが高くなりました。女性では、23g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりも大腸がんリスクは1.6倍、結腸がんリスクは1.7倍、直腸がんリスクは2.4倍高いという結果でした。

引用元サイトを開く 厚生労働省「がん検診」

引用 国立研究開発法人 国立がん研究センター 予防研究グループ 飲酒と大腸がんリスク

大腸がんの予防方法

大腸がんの予防方法のイメージ

大腸がんは、予防することが可能です。

ここでは、大腸がんを予防するには「大腸ポリープの切除」「生活習慣の改善」が必要であることを解説します。

大腸ポリープは全て切除する「

大腸がんは、直接がん化することに比べて「大腸ポリープ経由」のがんが多いため、大腸ポリープの切除は、大腸がんの発症リスク低減につながります。そのため、大腸検査を受けましょう。

大腸ポリープ切除による大腸がんの予防効果は、以下のとおりです。

内視鏡的ポリープ摘除により53%の大腸癌死亡減少効果が示された

引用元サイトを開く 厚生労働省「がん検診」

引用 日本消化器病学会雑誌第113巻第7号 日本消化器病学会雑誌第113巻第7号

大腸ポリープを切除するには、まず大腸検査をして「大腸ポリープの有無」を確認する必要があります。大腸検査は、検査する環境設備が整っている消化器内科を受診すれば、医師の診察の後に受けられます。

医師は、大腸検査の時に、大腸ポリープを見つけ次第、切除することが多いです。また、40歳以上のであれば、自治体や勤めている会社によっては、負担額の一部をまかなってがあります。

大腸がんを予防する生活習慣

大腸がんの発生原因は「食事」「運動」「飲酒」と深く関連しているため、生活習慣の改善は、発症リスクを下げるために重要です。

  • 食事

男性は、肉類全体の摂取量を約100g/日以下に抑え、女性は、赤肉の摂取量を約80g/日以下に抑えることで、大腸がんの発症リスク低減につながる可能性があります。食事バランスの徹底管理で、肉類の過剰摂取は、回避しましょう。

  • 運動

適度な運動は、以下のとおり、大腸がんのリスクを減少させるといえます。

身体活動と大腸がんの関係については海外から数多くの研究報告があり、世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)による2007年の報告書では、身体活動によって大腸がんリスクは確実に減少すると結論づけています。

引用元サイトを開く 厚生労働省「がん検診」

引用 国立研究開発法人 国立がん研究センター 予防研究グループ 身体活動と大腸がんリスク

適度な運動の目安は「毎日1時間ほどの歩行」と「週に1回の汗かくほどの運動」です。

  • 飲酒

飲酒は、アルコール23g以下の適度な量であれば、大腸がんのリスクが減少します。

アルコール23gの目安は、以下のとおりです。

生ビール:350ml 2本

日本酒:1合

焼酎25度120ml

ワイン:グラス2杯

ウイスキー:ダブル

大腸がんを予防するためには「食事「運動」「飲酒」の生活習慣を改めましょう。

まとめ

大腸がんを予防するために

大腸がんを予防するためにのイメージ

大腸がんの「罹患者数」「死亡者数」は、他の部位と比べて多。

大腸がんは、大腸ポリープ経由のものが多く、「食事」「運動」「飲酒」の影響を受けます。

大腸がんを予防するには「大腸ポリープの切除」と、「食事」「運動」「飲酒」の生活習慣を改善することがです。

大腸がんを予防したい人は、定期的に「大腸検査」を受けて、「食事「運動」「飲酒」の生活習慣を改めましょう。

参考資料
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