セルフメディケーションの基本
症状だけで薬を選ばず、安全に使える条件を順番に確認します。
- 症状を知る
いつから、どの程度かを整理
- 薬を確認
持病・処方薬との重複を確認
- 見切りを決める
改善しないときは受診へ切り替える
寒気について

風邪による寒気とは何か、発熱のメカニズムを交えて解説します。
風邪による寒気とは
風邪の引きはじめに感じる、体がゾクゾクする不愉快な寒い感覚は体から熱を逃さないためにが寒気です。
寒気を感じる際、無意識的に筋肉を収縮させて熱を発生させるため、ガクガク震えることも。
寒気とは体温を上昇させる過程で生じ高熱が出ている状態になると寒気は感じられなくなります。
寒気は、ウイルスや細菌が体に侵入したときに感じることがあり、風邪のひき始めのサインの1つといえるでしょう。
寒気による発熱のメカニズム
体内にウイルスや細菌といった病原体が侵入すると、白血球と呼ばれるウイルスや細菌を食べる免疫細胞などが体内から排除しようとするために免疫システムが働きます。
免疫細胞はサイトカインという物質を生み出して、プロスタグランジンE2という生理活性物質を通じて、脳の視床下部に存在する体温調節中枢に働きかけ、体温を上昇させるように全身に命令を出します。
ほとんどのウイルスや細菌は低温で繁殖しやすいという性質を持っているため、発熱することでウイルスや細菌の増殖を抑える働きがあります。
発熱は白血球などの免疫細胞が体を守ろうと活発に働くため、体内に存在するウイルスや細菌を排除させます。
したがって、寒気による発熱のメカニズムは免疫力を高めることによって、ウイルスや細菌といった外敵から体を守るために必要な生体防御反応です。
寒気に使われる市販薬の麻黄湯

寒気の治療に市販薬の麻黄湯はよく効きます。ここではドラッグストアで購入できる市販薬の麻黄湯を利用する際に知ってほしい「市販薬の麻黄湯とは何か」「麻黄湯の効果と副作用」を解説します。
市販薬の麻黄湯とは
市販薬の麻黄湯は第2類医薬品に分類されるため、登録販売者が常駐していれば、どこのでも麻黄湯を購入。
漢方薬の種類によっては製薬企業ごとに生薬の配合割合が異なるため、効果に違いが出ることもあります、麻黄湯はどの製薬企業も生薬の配合割合は同じなので効果に違いはありません。
安全面病院や薬局でしか手に入れることができない医療用医薬品の半分量から販売ができます。
ドラッグストアで販売される麻黄湯も製品によって成分量が異なります。成分量が多いほど効果が保証されるわけではないため、体質や症状に合うか薬剤師へ相談してください。
麻黄湯(満了処方1日量)の構成生薬は以下に記載してある通りです。
マオウ 5.0g
キョウニン 5.0g
ケイヒ 4.0g
カンゾウ 1.5g
麻黄湯の効果と副作用
麻黄湯の効果と副作用について、構成生薬(生薬とは化学合成をしていない天然由来の医薬品)から解説します。
麻黄湯の効果
麻黄湯を構成している生薬の効能は以下の通りです。
マオウは発汗作用と利尿作用により、体内の水分を排出する作用があります。
キョウニンは鎮咳去痰作用により、咳を鎮め、痰を出しやすくします。
ケイヒは身体を温める作用が強く、血行をよくして利尿作用を助ける働きがあります。ります。
カンゾウは抗炎症作用があるため、のどの痛みを鎮めます。ます。
麻黄湯は体を温めて風邪症状を和らげる生薬から構成されるため、寒気に効果的です。
麻黄湯の副作用
生薬のマオウにはエフェドリンと呼ばれる有機化合物が、主成分として含有されています。エフェドリンは血清カリウム値の低下作用、血圧上昇作用、心拍上昇作用が認められています。
心臓病や脳に異常を認められた方、病院からの薬を複数服用している場合は主治医や信頼できる薬剤師に相談してから麻黄湯を服用したほうがいでしょう。
また、エフェドリンはドーピング検査の規制物質に指定されているので、アスリートの方は麻黄湯の服用を避けましょう。
麻黄湯の効果的な服用方法

麻黄湯の効果を発揮させるには、効果的な服用方法が重要です。ここでは「麻黄湯の服用タイミング」「麻黄湯の服用期間」について解説します。
麻黄湯の服用タイミング
麻黄湯は添付文書によると「通常、成人の場合1包を1日3回食前又は食間に服用すること」とされています。
参照 PMDA クラシエ麻黄湯エキス顆粒 添付文書
食前とは「食事のおよそ30分前」、食間とは「食事のおよそ2時間後」を指します。服用方法は製品の添付文書に従ってください。
麻黄湯は食事の前や後など気にせずに「寒気を感じたタイミング」で服用することによって、早く体温を上昇させることができるため、ウイルスや細菌が繁殖するのを早く食い止められます。
一方で「寒気を感じたタイミング」を逃すと麻黄湯の効果が得られないため、服用するタイミングが重要です。
麻黄湯の服用期間
市販薬の麻黄湯は服用期間について箱や添付文書に記載されています。
服用期間は製品の添付文書に従い、症状が改善しない場合は服用を続けず、医師または薬剤師へ相談してください。
症状が改善した後の服用については、添付文書を確認してください。
効果の現れ方には個人差があります。寒気が強い場合、症状が続く場合、別の症状を伴う場合は医療機関へ相談してください。
1箱分飲み風邪症状が悪化した場合は、薬治療方法を変更したほうがいでしょう。
風邪症状の悪化を未然に防ぐために

寒気生体防御反応。
麻黄湯を適切に服用することが大切です。
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寒気を感じた時市販薬の麻黄湯を服用して、効果を実感してみてはいかがでしょうか。

